
人ってたまに背伸びしたくなる時がありますよね。
背伸びは長続きせずかかとと下ろしたくなります。
ハイヒールを履くと高くなった分、見える範囲が広がるけど高くて細いハイヒールは安定感もなく、無理すると折れてしまう可能性もなきしにもあらず…
ハイヒールと生き方を重ねてみました。
私の経験の中の一つに、若い頃はそんなハイヒールな性格を持っていた頃がありました。怖いもの知らずと言った方がいいかもしれないですが。
そんな経験を今回の読むヨガでお話しさせていただきますね。
今から約10年前
体力・気力・やる気満々の30代の頃。ヨガを心から楽しいと思えるようになり、もっと、もっと広めたい、スタジオを広げたい!と思い始めたら、その気持ちが抑えられなくなり…
そして人生の賭けに挑もうと走り出してしまいました。
駅チカ
広くてオシャレな空間の場所を見つけ、ここに新しいスタジオを作りたい!と。
あの頃はもうワクワクする気持ちは止められませんでした。
人通りのある駅。
駅チカ……もちろん契約金・家賃もかなりの金額でしたね。でも働けばなんとかなる!とその時は強気の気持ちでしたが、今振り返ってみると、かなり背伸び、いや踵の高~いハイヒールな心だったのだと。
そんな夢をおいかけ実現させようと動き始めた矢先。
高いハイヒールの踵が折れてしまったのです。
契約寸前に突然の病に倒れた私。
やはり勢いだけでは成立しないことを突き付けられ、でも心のハイヒールが折れてしまったことで正直ホッとした自分がいたのでした。
どんな状況でも少し背伸びくらいならいいけど、自分の持っている力以上の事をしようとするならば、やはり徐々に事を進め、自分のできる範囲で行うことが大切だということに気付きました。
きっとあの時は神様が「お前にはまだまだ早い!」と病を与えてくれたのでしょう。
ですが、あの時の経験のお陰で自分の力を知ることもできました。
皆さまも何かに突っ走りそうになった時には、まずは地に足をしっかりつけ、よく自分を見つめてみるのもいいかもしれませんね。
痛い目に合わないと目が覚めない子だと小さい頃からよく親に言われていたことも思い出しました。
これからはしっかり地に足をつけ、根を張らせるような生き方をしたいものです。